「膝痛など関節痛にはグルコサミンやコンドロイチンが良い」などといったコマーシャルを、テレビや雑誌などで見かけるかと思います。しかし、グルコサミンやコンドロイチンを飲んでも膝痛に良いとは限りません

グルコサミンやコンドロイチン(コンドロイチン硫酸)の働きの一つとして、軟骨を修復したり、炎症を抑える効果があると考えられています。

例えば、変形性関節症という膝痛があります。変形性関節症とは、関節にある軟骨がすり減っていく症状です。軟骨がすり減っていく時には痛みがありませんが、炎症が起こると痛みが発生します。変形性関節症が進行すると、軟骨がなくなって、骨と骨が擦れてしまい、激痛が走ります。

グルコサミンやコンドロイチンには、軟骨を修復したり炎症を抑えたりする働きがあると考えられていますので、ある程度の軟骨のすり減りや炎症による痛みは改善させることが出来るかもしれません。しかし、軟骨がなくなることや膝が変形することについては、効果が期待できません。

そのようなわけで、グルコサミンやコンドロイチンだけでは、膝痛が治るわけではありません。炎症をある程度抑えてくれるものだと考えた方が良いでしょう。

飲み続けて膝痛が無くなったという方は、おそらく軽症で、炎症が抑えられて痛みが無くなったと思われます。

ちなみに、グルコサミンを含む食べ物としては、山芋、鶏の手羽先、エビ、カニ、長芋などが挙げられます。

コンドロイチンを含む食べ物としては、植物性のものでは、納豆、オクラ、なめこ、里芋など。動物性のものでは、ヒラメ、ウナギ、ドジョウ、ナマコ、フカヒレ、鶏の皮などです。