変形性関節症とは、老化や使い過ぎによって弾力が失われてひび割れた関節の表面(軟骨)に負担がかかることによって、関節の表面(軟骨)がすり減り、関節が変形して、痛みや運動障害を起こす症状のことです。

変形性関節症は、膝関節に特に多く見られます。これを「変形性膝関節症」と呼んでいます。ちなみに膝関節以外では、股関節、指関節が変形性関節症にかかりやすいです。

中高年の膝の関節痛の中で最も多いと言われているのが変形性膝関節症です。また、日本では男性よりも女性の方が2倍~4倍くらい発症しやすい病気です。

膝には体重の2~3倍の負担が、階段を降りる時には体重の約7倍の負担がかかるとされています。そのため、肥満の人は変形性膝関節症になりやすいでしょう。

女性に変形性膝関節症が多い理由としては、女性ホルモンの分泌量低下、筋肉量や体型の違いなど、様々な理由が考えられます。また、ハイヒールを頻繁に履いていたり、O脚の場合は、膝関節により多くの負担がかかってしまいます。

変形性膝関節症は、重度になると歩行困難など日常生活にも支障をきたす恐れがあります。

初期のうちは、膝を使った動作(立ち上がった時、歩き始めた時など)を行う時に、軽い痛みやこわばりを感じる程度です。

病状が進むと、徐々に痛みが強く長く起こるようになっていきます。腫れたり水がたまったり、階段を降りる時にひどく痛むようになります。膝を曲げたり伸ばしたりすることが辛くなります。膝を動かすとゴリゴリとした音が聞こえる場合もあります。