頚椎症(けいついしょう)とは、首の脊椎(頚椎)や頚椎と頚椎の間にある軟骨(椎間板)が、主に加齢によって変形し、軟骨組織(骨棘(こつきょく))が増加し、骨棘や椎間板が神経を圧迫して、首などが痛くなる病気です。

頚椎症の症状は、初めは肩こりや首のこりなどが現れます。次第に前屈や後屈の際に、首の後ろ(後頸部)、肩、上肢(腕、手)にしびれや痛みが生じるようになります。

腕や手の脱力感、疲労感が強くなったり、指の感覚の異常、冷感、こわばりを感じることもあります。文字を書いたり物をつまむといった指先の動作がしにくくなり、時間がかかるようになります。

症状が進行するに連れて、知覚麻痺、手の筋肉の萎縮、手指の変形、皮膚温度の低下、発汗異常などが現れるようになります。脊髄が圧迫されると、足に症状が現れ、歩行障害、排尿障害、便秘などが生じます。

また、変形した頚椎が頭蓋内につながる動脈を圧迫する場合は、首を曲げるなどの動作の際に血行障害が生じ、めまいを起こすことがあります。

軽症の場合は、安静にすることにより、1,2ヶ月で症状が治まる場合もあります。