リウマチの薬物療法についてですが、関節リウマチに使われる薬剤は次のとおりです。ただし、完治させることは今のところ期待出来ず、問題ない程度に症状を軽減させること(寛解)が治療の目標となっています。

■非ステロイド性抗炎症薬

非ステロイド性抗炎症薬は消炎鎮痛薬です。治療薬というよりは対症療法的に処方される薬です。つまり、痛みや腫れを軽減させるに過ぎないものですので、リウマチ自体が治るわけではありません。

■副腎皮質ステロイド

副腎皮質ステロイドには強い抗炎作用と免疫抑制作用がありますので、リウマチの進行を遅らせる効果があります。しかし、ステロイドは強い副作用が出るため、現在は使われなくなってきています。

ステロイドの主な副作用は胃潰瘍や十二指腸潰瘍です。軽いものでは、顔が太ったり、むくんだり、高血圧になったりします。血糖値が上がり糖尿病のリスクがあります。服用が長期間に渡る場合、骨粗しょう症、副腎機能の低下、白内障、緑内障などがあります。

■抗リウマチ薬

抗リウマチ薬とは、関節リウマチの免疫異常を改善、コントロールすることにより、炎症を抑えたり進行を阻止する薬の総称です。抗リウマチ薬には様々なものがありますが、現在世界で最も多く使われている薬はメトトレキサート(商品名は「リウマトレックス」など)です。

メトトレキサートの主な副作用は、口内炎、胃腸や肝機能の障害です。

■生物学的製剤

生物学的製剤とは、最先端のバイオテクノロジー技術によって生体から作り出されて薬です。日本では2003年から関節リウマチ治療に使われ始めました。特に関節破壊の抑制効果に優れていると言われています。

生物学的製剤の主な副作用は感染症(特に肺炎、結核)です。臓器の障害はほとんどありません。