すべり症は多くの場合、手術をしなくても症状を改善できる病気です。薬物療法で痛みを緩和させることができますし、コルセットで腰痛の症状を安定させることができます。すべり症で手術をするケースはほとんどないとお考えください。

しかし、症状が非常に酷いために生活に大きな支障をきたしているような場合は、医師から手術を勧められることもあります。

手術方法は症状に応じたものが選ばれますが、椎骨同士を固定する後方腰部脊椎固定術を行うことが多いです。子供のすべり症の場合は、分離部修復術という手術が行われる場合もあります。入院期間は長くて2週間程度です。

●固定術
 固定術とは、神経を圧迫している部分を取り除き、そこに人工骨を固定するという方法です。症状の度合いによっては金属製の固定具が使用される場合もあります。

●除圧術
 除圧術とは、椎弓や靭帯などの一部を除去して神経の圧迫を改善し、しびれを取るというものです。椎弓や靭帯などの一部を除去することによって脊柱が不安定になってしまいますので、固定術が併用される場合もあります。

注意したい点は、すべり症は手術をしたからといって必ず症状が改善するという訳ではないということです。手術をしても痛みが無くならなかったり、治ったと思っていても再発する可能性があります。手術を選択する場合は、治らない可能性もあるということを理解した上で決めてください。