すべり症とは、腰椎と呼ばれる腰の骨が少しずつ前方へ滑るようにずれていく症状のことです。ぎっくり腰と勘違いされる方も少なくありませんが、すべり症の場合、すべってしまった腰椎は元の位置には戻りません。特に柔軟性が失われている高齢者に多く見られる症状です。

すべり症を発症すると次のようなことが起こります。

●腰痛
 初期症状として、腰に違和感、軽い痛みを覚えるようになります。ぎっくり腰とは異なり、次第に少しずつ痛みが強くなっていくという特徴があります。
 最初は我慢できる程度の小さな痛みなので、そのまま放置してしまうことが多いです。

●下肢の痛みやしびれ
 腰部の神経を刺激してしまうことで、下肢の痛みやしびれが出ることもあります。

●歩行障害(間欠性跛行(かんけつせいはこう))
 歩行で足がしびれて歩行障害を引き起こし、長時間歩き続けると腰痛やしびれが強くなることが多いです。

すべり症の症状は少しずつ進行します。症状が悪化すると、何もしていない状態でも強い痛みを感じるようになります。早めに整形外科を受診された方が良いでしょう。